恥の多い人生を…

買ったからには読まねばなるまい。
太宰治
うん、つらかったよ。
「明るい太宰」と聞いて、安心して読んだけどつらかったよ。

津軽 (新潮文庫)

津軽 (新潮文庫)


ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)


買ったのは表紙の違うバージョンですけどね。*1
あーもう!なんか胸くそ悪い。
確かに「明るい太宰」ではありましたけど、「暗くない」ってだけで「陽気」ではないんですよ。
あふれかえる厭世感。
読みながら何がそんなに嫌なんだろうと考えたんですが、

作中に出てくるダメなヤツのダメなところがワタシとおんなじ

だから、いやなんですよ。
自分のダメなところを見せつけられているようで。*2
太宰を好きな人って、そこを含めて好きなんでしょうか?

*1:生田斗真にだまされた。かっこいいから良いや…

*2:作家として大成しているだけ、太宰の方が断然うえです。