30年前のだった

なくなってからだいぶん立ってるけど、小松左京さんを全く読んだことがなかったので。

さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)

さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)


さよならジュピター〈下〉 (ハルキ文庫)

さよならジュピター〈下〉 (ハルキ文庫)


びっくりした。
いやー、30年前の作品だとは思わないくらいSFがSFで、全然古くなくて、最近のよりも全然未来行ってた。
確かに無重力セックスとか笑うところはいっぱいあったけどww

地球に小型ブラックホールがぶつかるから、その手前の木星を爆発させて軌道をそらせようってトンデモなネタだとおもっていたら、SFではよくあるシチュエーションなんですね。
木星爆弾って行って思い出すのは「トップをねらえ!」で、こっちは木星を圧縮して小型ブラックホールを作るのだった。
逆の発想*1
とりあえず、木星便利に使われ過ぎ。そんな簡単にこねくり回せるもんじゃないでしょうに。

いろんな伏線が混じりまくって、マリアと英二の恋愛話はなくても良かったんじゃないかなーと思いました。
というか、マリアが役に立たなさすぎというか、足手まといヒロイン邪魔です。もうちょっとストーリーの根幹に関わってほしかった。
面白かったので良かったとします。
「映画は見ない方が良いよー」という助言には従うことにします。

で、からのー

地球移動作戦 (上) (ハヤカワ文庫JA)

地球移動作戦 (上) (ハヤカワ文庫JA)


前半、ちょっとセンセーふざけすぎですwwと思ってましたが、上巻の2/3あたりから真面目にSFになって来たので続きが楽しみです。
下巻放置しています。

*1:と考えて良いのでしょうか?