輪舞乱舞

CLOTH ROAD 5 (ヤングジャンプコミックス)

ずっとマンガ喫茶で読んできたんですが、おいているところも少なくて、やっぱり買うことにしましたよ。
大好きなイラストレーターokamaさんのマンガです。女の子がかわいいです。（主人公はペタ胸でずん胴なあたり、作家の好みが見え隠れします）
双子のデザイナー・ファーガス＆モデル・ジェニファーが、自らの生い立ちを知り、母を助け、父を打ち負かすために旅を続けるという、ロードムービー的ストーリなのですが、服を使って戦いながら！というのが新しい。毎回、デザイナーが意匠を凝らし、モデルはぼろぼろになりつつも全力を尽くして戦うという、二人三脚的双子の姿がかわいらしい。
出てくる大人たちも良い感じにイカレてて（okamaさんはロリっぽい女の子が目立つ作家さんですが、大人の人もおじさんもオジーさんもとても魅力的に描かれる作家さんでもあります）ストーリーのテンポも良くて、するする頭に入ってきます。
原作の倉田英之さんは「R.O.D」で「本」というものに対し一風変わったアプローチで道具立てしたことで気になっていたのですが、「CLOTH ROAD」でも「布」と「服」の解釈が面白いです。このセンスすごいなー。
あ、クロスが「CLOTH」なのは「CROSS」の間違いじゃないです。「布」のCLOTHで正解なのです。うまくCROSSとかけてます。この辺のちょっとした言葉遊びもかわいい。
極彩色ファンタジーな世界観も、デザイン性もかっこいいので、ぜひアニメにして動いているところを見たいマンガです。