空白の2時間

先週のことですが春風亭昇太独演会「昇太ムードデラックス」@下北沢本多劇場へ行って参りました。
友人からチケットが余ったとのことで、ギリギリで譲っていただいたのですが、仕事が超修羅場!
だけど、見に行かないわけにはいかないわ!
今、なんか、息抜きしなくちゃ、壊れちゃうわ!
って、心が叫んでた。
ギリギリで事務所飛び出して、下北沢へ。
スカジャンがカワイイオープニングトークの後には、ゲストの三遊亭遊雀さんで「堪忍袋」。落語本題より、消防署で繰り広げられたという枕の話の方が面白かった。
昇太師匠は3本あって、新作落語の「子供になりたい」。
子供の生まれたばかりの、新米パパがだんだん奥さんにかまってもらえなくて、ブチ切れて子供化しちゃうオハナシ。
子供化したまま職場に行って、教師なのに生徒の進路に責任なんか持たないよーって、逆切れして。
ちょうど、昇太師匠が50近くなったって子供なんだってな話をしてたところだから、ジャスト。
その後の古典2本は「火焔太鼓」と「寝床」という作品。
どちらもpodcastなんかでは聞いたこと会ったけど、生では初めて。
昇太テイスト全開の、全身を使ったこれは落語?*1
とりあえず、めっちゃ笑いました。
疲れが吹っ飛ぶくらい笑いました。
笑いは、最大の抗病って本当だと思います。


昇太師匠は「あなたの人生にぽっかり開いた、何も残らない空白の2時間をお届けします」って行ってらっしゃいましたが。
確かに、すかっとすっきり抜けてる。
でも、すっきり楽しかった2時間でした。

*1:二部の紫の紋付+黄緑の伊達襟/眼鏡がエヴァ初号機に見えた。暴走したご隠居が暴走したエヴァに見えた