オレたちに明日はある!

君たちに明日はない (新潮文庫)

君たちに明日はない (新潮文庫)

借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)

借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)


久しぶりにタイトル買い。
リストラ請負会社の社員・信介くん(34歳)の、お仕事奮闘記(?)
久しぶりのタイトル買いで最初に買ったのは2巻目の「借金取りの王子」空でした。
一応つながっていますが、一話完結の読み切りで、さくさくと歯切れよく読める感じ。
恋人は1巻の一番最初のストーリーで出てきた、元ゼネコン社員の陽子(43歳)8歳差。女子が年上。
主人公の年代とか、世間の動きとかリアルに感じました。
お気に入りは、有名銀行に就職したものの吸収合併、正義感が裏目に出て閑職に回された同級生を扱った「級友」
デパートの外商部員で年間2億の売り上げを上げる25歳の女性を書いた「2億円の女」
東京都内の土地名がはっきり出てきたり、それぞれの仕事がわかりやすく描かれていたりで、とてもリアル感がありました。
ドラマにもなるらしいですね。
来年の1月から。主役の信介は坂口憲二さんらしいです。
スマートで如才ない割に、ほろっと人情派なのはよく似合ってると思います。
恋人の陽子さんは田中美佐子さんか。うんうん。
それにしても気になったのが、ちょっと表現が古いこと。
難しい漢字使いも結構見受けられるし。
キスするのを「唇を吸う」って言うのだけは、何度見ても笑えました。