All You Need is ...

Kill Kill Kill!!!

びっくりした。本当にびっくりした。

時間ループを軸にした作品はたくさんあるし、シュタインズ・ゲートとか大好きなんだけど、そこに地球外生物とか軍隊とか、燃えるエッセンスを全部ぶっこんで綺麗にスッキリまとまっているの本当にすごいです。

主人公ケイジがルーキーなところから始まってループを繰り返して経験値を獲得していく必然性や、戦場の牝犬(ビッチ)リタのくぐって来たループとその必然性とか、全部ラストシーンに集約していく構成の見事さは、時間を忘れて読みいってしまいました。*1

文章のリズムもものすごく好みで、この人の作品をもっと読みたい!と思えるの久しぶりの感動です。
ハリウッドで映画化されるらしいですが、それも納得。日本公開時には、パシフィック・リム並みの素晴らしい声優陣をあててほしいものです。

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

 

 

 

 

*1:お風呂で読んでて、湯冷めするくらいには集中した