アーティストとデザイナー

ワタシはデザイナーですらないのかもと思う今日この頃。
自分の立ち位置がわかりません。

多分、WeBコンテンツプランナー?コーディネーター?ディレクター??
名刺の肩書きは「ディレクター」。って何する人なの??

最近「アーティスト」(not音楽)という人と立て続けに話す機会があり、「こうしたらもっと売れるんじゃない?」って話になったときに「それをやったらデザイナーになっちゃうから」といわれて、うんなるほどそうかとうなづいてみた。
「こうやれば、多くの人にわかりやすくて、受け入れられる」ってのを第一に考えちゃうワタシは、やっぱりデザイナーであって「魂が違う」らしい。
デザイナーってのは最大公約数を探して、最小公倍数を広げて行く仕事。
アーティストって言うのは「素数」何だけど、「俺は素数だからそれを分かれ!」って魂で突き進む人。
とりあえず、今の認識はそんな感じ。

でも、アーティストとしてどうやってお金を稼ぐかって話になったときに、真面目にビジネスとして自分の作品を換金する方法を語る人ってのは、どういう理論を自分の中でつけてるんだろう?
一枚いくらの「単価」で考えると、魂の切り売りになっちゃって、それはそれで苦しいと思う。
昔の芸術家みたいに、パトロンの人がどーんとお金を出してくれちゃって「アナタの人生好きにするがよろしくてよ〜」なんて言われて、作品全部個人コレクションとかにしてくれたらいいのかな?
でもそれって、ほんの限られた人の目にしか止まらないから、多くの人に見てほしいワタシとしてはちょっと寂しい。
アートってまだまだ限られた、上流階級の遊びってことなのかな??

そんな事を考えながら、ワタシはワタシの魂の置き所を探している。