やっぱりヘタレでした

魔法使いハリーといっても、イギリスのじゃないです。
アメリカはシカゴの電話帳にも載っている魔法使い「ハリー・ドレスデン」です。


ドレスデン・ファイル―魔を呼ぶ嵐 (ハヤカワ文庫FT)

ドレスデン・ファイル―魔を呼ぶ嵐 (ハヤカワ文庫FT)


誰だよ、かっこいいかもとか言ったの。(ワタシだよ…
確かにハリーはかっこよかったけど、ボコボコにされて、睡眠不足で、体力ぎりぎりで、ぼろぼろで。
ドラマのほどではなかったけど、ヘタレっぽかったですよ。たしかに。
でも、「女性は丁寧に扱うのが趣味」みたいにスマートに扱う割には、あんまりめろめろになってだまされて失敗しちゃうようなことは少なくて、そのあたりは意外だった。
きちんと訓練を受け「正当は白魔術師」のハリーVS潜在的な力はありながらも自己流で制御を知らない「にわか黒魔術師」ヴィクターという構図と、マフィアの勢力争い、ホラーゴシップ記者、警察官というキャラ立てはお見事。
結構長いストーリーが、最後一点に収束し、クライマックスに向かっていくハリーのぼろぼろ具合がかわいかったです。
何よりも、長身・細身・大きな手と長い指の持ち主という、微妙なワタシの好みをついてくるハリーにめろってなってます。
ドラマ版もう一回見ようかしら…。