- 作者: 服部真澄
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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コレも図書館で偶然セレクトした近未来(2025年)SF。
記録と記憶に関する物語。
人間が自分の視界情報をすべて記憶に残せるようになった世界で、プロの見た視点で経験を共有するコンテンツをプロデュースする主人公・ナカジ。生まれたばかりの自分を放置してビデオジャーナリストという仕事を選択した母・クニコの死後残された「記録」を託されるところから混乱が始まる。
最初、ギミックの細かさから作者は男性だと思って単だけど検索してみたら女性でびっくりした。女性視点でみたら納得のいく仕掛けがいっぱいあったり、最後の大仕掛けは何となく想像ついたり。
いや、怖い。めっちゃこわい。クニコ怖い。
女性としての怖い部分、仕事をする女性としての怖い部分、全部詰まってるわ。
自分の姿形を変えても、名前とか存在を変えても、一個人として生き存在を残し続ける事。そのために、自分の一部を犠牲にする事をいとわない事。全部丸投げして、生還する事。
これ、女性じゃないと分かんない。男性には評価しきれないと思った。
SF部分は、ものすごくSFでソレもすごい。
意識と認識の物語にかんしては、この前の平野啓一郎のDAWNにも通じるものがあると思った。
- 作者: 平野啓一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 単行本
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