不健全な精神+健全な肉体

不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ (角川文庫)

不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ (角川文庫)


作者の菅野 彰は、実は同人誌を書いていらした頃から知ってました。
毎日晴天! (キャラ文庫)シリーズが大好きで、結構よんでましたねー。最近ご無沙汰でしたけど。マイナーですが、サンタ・ベイビー―ハード・ラック (3) (ウィングス・ノヴェルス)このシリーズも大好きで、今でも持ってます。(これの元になった同人誌も読んでました。)
最近ではエッセイストとして、一般紙でも活躍されていて、同じ人だと気づくのに時間がかかりました。


不健康な事は、同人誌経由の作家さんなら当然の事で(っていったら失礼ですが、自分の経験もふまえて…。ふがふが)
不健全は不健全なりに、持久力はあったりします。少ない体力をなんとかやりくりして、締め切りに間に合わせ、ガチガチに固まった肩と腰で、入稿後にばったり行くってのがルーティンになってました。*1
ありがたい事に、ワタシは修羅場になると体重が落ちちゃうタイプだったので、ダイエットなんかは無関係でした。肩こりが慢性化して腕が上がらなくなったあたりで、我に返って体質改善。今はとっても健康的な生活してます。(健康的にふとりましたが…。まぁ許される範囲です)
本の中に描かれている30前後女子の涙ぐましい無駄な努力を考えると、ギリギリで健康に目覚める事ができてよかったなーと心から思います(汗。もちろん、読み物ですからかなりの脚色は加えられてると思いますが。それでも、これだけ七転八倒してる様は、笑うより先に同情の涙を禁じ得ません。
多分、男性には面白いけどわかんないやってカンジなのかなーとも思いますが。息抜きには、ちょうど良いエッセイでした。

*1:同人誌やっていた時代に、過労と開放感で、イベント終了後に倒れて2回救急車に乗るはめになりました。どんだけ、疲れてたんでしょうか