地域格差と親近感

大東京トイボックス 3 (バーズコミックス)

大東京トイボックス 3 (バーズコミックス)


25日発売の癖してtwitterフライングゲット情報が流れる中、大阪遠征の往路。
東京駅の本屋では見つからず、大阪のホテルの目の前のビレッジヴァンガードにも見当たらず。
二日目は心斎橋の本屋をかけずり回り、かつては常連だった某A店では棚揃えの酷さに涙を流し、クリスタ長堀book1Stで1冊だけ入荷していた3巻を手に入れました。


感想は…一言で言って「イタイ」
ものを作る人故の夢とか意地とかジレンマが、全部まざってて1冊読み切るのが辛かったです。
特にマサのやる気に自分の実力が着いて行けない悔しさ、セレクトを間違ったことに気づいても引き返せない逼迫感、虚勢を張ったばかりに誰にも相談できないどん詰まり感。
はいはいはい。
全部経験しました。今となっては、思いっきり反省しています。(でも、あんまり成長していない現状ではあるのですが)


自分の道を貫いた太陽と、人をうまく自分の道に乗せた仙水の狡猾さ。
どちらも「面白いゲームを作りたい」ってことは同じように思っていて、でもやり方が平行線をたどっているのだと思いました。
現時点では仙水が一歩リードを呈していますが、今後どうなるのか。
きになるよーーーーーうめさーーーーーん。
聞いても教えてくれないんだろうな。


ところで一番最初に仙水が出題した「銀河分の一」という思考遊戯(米光講座*1の人間にはおなじみのアレだ)
今のワタシなら「提灯」とか言っちゃうと思う。
これ、かなり面白い言葉遊びゲームだから、人が多い時にやってみるとよろしいかと。


さて、余談ですが。
東京では平積み、面出しがあちこちで報告された「大東京トイボックス」ですが、大阪(ミナミエリア)ではほとんど見つからなかった(入荷すら危ないくらい)なのは「大東京」というタイトルが大阪人の反感を買っているのではないかと言う推察をしてみたのですが…。

*1:来月からは参加したいです。せめて下期後半は…