- 作者: 池上 永一
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夏の課題図書池上栄一さんのテンペスト。半分まで。
この人の作品を読むといつも思うんだけど、「ありえねーよ!」っていうツッコミ付きの違和感と、それでも絶対目をはなせないドキドキ感。
今まで読んだのが「夏化粧」「レギオス」「シャングリ・ラ」という現在〜未来の話だったからそんなに違和感無かったのが、テンペストは琉球の歴史に基づく話だから、顕著に感じる。
文章に現代語(カタカナ形容詞)がいっぱい出てくるのが、多分一番の違和感どころ。
でも、出てくるキャラクターもストーリーもステキに魅力的。
真鶴ちゃんかわいい!クレバーで美人で有能。
敵対する聞大君や王妃さまは、池上さん作品特有のトンデモで素っ頓狂ででも憎めない解りやすい悪役(でもないのか)
出てくる男性陣がのんびりサンばかりで、もうちょっとしっかりしろよ!って思うところも有るのですが。
後半が楽しみ。
ドラマ版の真鶴が仲間由紀恵さんって言うのは、メッチャ納得です。