パトレイバー+相棒的警察ドラマ?

機龍警察

機龍警察

あっという間に読めました。
わたしまだSF読む脳みそ残ってましたよと、ほっと一息。

竜騎兵についてもあんまり詳しく書いてないけど、竜骨と竜髯の関係とかメカ的にも面白い感じですね。機龍よりも人間ドラマにメインがおかれていたのも面白かったです。

これは続きも読まなくちゃいけないじゃないですか!!

出てくる登場人物が順当におっさんなのもいい感じです。白髪の傭兵・姿さんは、どんな過去があったのかめっちゃ気になります。イマイチ熱さが空回りなユーリ、どこまでもニヒリストなライザ。
個人的にはメカニックの緑ちゃんが好き。

早いうちに買いに行こう!

まとめて購入

最近本屋に行けていなかったので、文庫コーナーに言ったらテンション上がりました。
(レンタルした漫画と、昔買ったラノベばっかり読んでました)

それにしても最近の文庫は高くなったように感じます。
ワタシが子供だった頃は、500円以上の文庫ってそうそうなかったよねぇ(30代)

図書館にもよく通うのですが、文庫はできるだけ自分で買うようにしています。

傀儡后 (ハヤカワJA)

傀儡后 (ハヤカワJA)

ずっと読みたかった本を、文庫で発見。気色悪い表現がたのしみ。

スワロウテイル/幼形成熟の終わり (ハヤカワ文庫JA)

スワロウテイル/幼形成熟の終わり (ハヤカワ文庫JA)

1年くらい前にぶつくさ言っていたと思うのですが、読みますよ。おっさんとロリ少女の組み合わせは大好物です。

機龍警察(ハヤカワ文庫JA)

機龍警察(ハヤカワ文庫JA)

たーのーしーみーーーーー。あちこちで評判が良いこの作品は、絶対読んでみたかった!見つけたから即買。

ぼちぼち、感想も書いていきたいと思います。

ひさしぶりに

はてなブログで記事を書いてみる。

いつの間にやら、amazonのリンクが入れられるようになっていたのでわーい!

前は、ダイアリーに書いてコピペしてたんだよ。面倒くさかったんだよ。

ほしのうえでめぐる 1 (BLADE COMICS)

ほしのうえでめぐる 1 (BLADE COMICS)

ほしのうえでめぐる 2 (BLADE COMICS)

ほしのうえでめぐる 2 (BLADE COMICS)

ちょっとずつ読んでる連作短編。絵の感じは安定しないけれど、ストーリーが優しくていい感じです。

軌道エレベーター建設」途中の、それにまつわるいろんな人のお話。

表紙のデザインが話題になっていた作品ですが、中身の日常系SFがとてもいい感じです。

書いてない。

いろいろ、本読んだり映画見たりはしてるんですが、こちらに記録できてないのはよろしくないですね。
ダイアリーとの連携両立について、真面目に考えると動けなくなるのでここは簡単に方針を決めてみる。
  • 思いついたときにiPhoneから殴り書き
  • PCで開いたときにダイアリーでAmazonリンクを確認
  • ダイアリーに誘導エントリー
とりあえず、記録を残すくせをつけよう。

母は恐ろし

エクサバイト

エクサバイト

コレも図書館で偶然セレクトした近未来(2025年)SF。
 記録と記憶に関する物語。

人間が自分の視界情報をすべて記憶に残せるようになった世界で、プロの見た視点で経験を共有するコンテンツをプロデュースする主人公・ナカジ。生まれたばかりの自分を放置してビデオジャーナリストという仕事を選択した母・クニコの死後残された「記録」を託されるところから混乱が始まる。

最初、ギミックの細かさから作者は男性だと思って単だけど検索してみたら女性でびっくりした。女性視点でみたら納得のいく仕掛けがいっぱいあったり、最後の大仕掛けは何となく想像ついたり。

いや、怖い。めっちゃこわい。クニコ怖い。
女性としての怖い部分、仕事をする女性としての怖い部分、全部詰まってるわ。
自分の姿形を変えても、名前とか存在を変えても、一個人として生き存在を残し続ける事。そのために、自分の一部を犠牲にする事をいとわない事。全部丸投げして、生還する事。
これ、女性じゃないと分かんない。男性には評価しきれないと思った。
SF部分は、ものすごくSFでソレもすごい。

意識と認識の物語にかんしては、この前の平野啓一郎のDAWNにも通じるものがあると思った。

ドーン (100周年書き下ろし)

ドーン (100周年書き下ろし)

 

日本語の美しさを再確認

ボーカロイドとか最近のJ-popの歌詞って、言いたい事を全部詰め込まなきゃ行けないみたいな、ガッツリ詰め込み感があるなーと思ってました。

情報過多で言葉ですべて包囲されてて世界観を強制してる。聞く人の感情が入り込む余地がなくて、逆に曲の世界観が狭くなってる。

本当に昔に(下手したら多分小学生の頃)に「音楽を聴いて初めて涙した」曲に再会して、本当にそう実感した。ずっと買おうかどうしようか迷ってて、amazonのカートに入れたまま放置していたCDに、超偶然でお借りできる機会に恵まれた。

20th Anniversary Album sora no uta

20th Anniversary Album sora no uta


新居昭乃さんの「sora no uta」。一番最後の曲「美しい星」がそれで、多分20年ぶりくらいに聞いて、やっぱり涙があふれた。

もう一つは、アンジェラ・アキさんの「Home」

Home (通常盤)

Home (通常盤)


NHKで作詞講座みたいな番組をやっていらして、 どこまで言葉を削りつつ、伝えたい事を音にのせるかを話していらしたのが印象的だった。
アンジェラ・アキさんは、紅白の舞台で周りがゴテゴテのドレスやら振り袖やら衣装装置の中 、いつもと同じTシャツとジーンズだったのも好印象すぎた。

英語に比べて、日本語は一つの音で伝えられる要素が少ない。「What you say」(あなたのことば)「What I say」(わたしのことば)みたいにもっと意味を込められるけど、日本語だと「ことば」という音しか伝わらない。そのかわり「ことば」という言葉に複数の意味を持たせたり、その裏にある隙間を想像させる余韻がある。

今日手にした2枚のCDは限られた音の中で、聞く人のイメージを聞く人自身にゆだねて、より広がりが大きくなるというよい実例だったと思う。 

京都の恋の物語

これで、一旦終わりらしい。

路地恋花(4) <完> (アフタヌーンKC)

路地恋花(4) <完> (アフタヌーンKC)

小さな町家が続く、ものつくりの人たちが暮らす路地で繰り広げられる人間模様。

男性キャラでは一番お気に入りの花屋・一松の失恋ww 美人なレズビアン検事の片思いを応援してあげるの。カワイイ!
一番最初から、合間合間に登場していた手製本作歌・小春ちゃんの出発。意地悪いいじめっ子(元音楽家)十和田さんとのやり取りがかわいい。

麻生みことさんの、シンンプルでさらっとした人物のスタイルが好きです。ファッションも今風で、会話のテンポもいい。等身大の日常がふんわりと柔らかに綴られている。
無駄な力の抜けた、作り込まれていないようで、しっかりとその場面が想像できる。 

路地恋花みたいな「場」を繋がりにした短編連作って好きなんですよ。最近読んだのだと、有川浩さんの「阪急電車

阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

路地恋花も、映画化しないかなー。あー、キャストまで頭に浮かびそうw