あつきたましいのこんせき
- 作者: 村枝賢一,小田克己
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/23
- メディア: コミック
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熱かったです。かっこ良かったです。
ワタシはマニアとまでは行かないレベルですが、特撮好きです。とくに昭和年代の、制作者が低予算と短納期を乗り切ってクオリティと情熱に命をかけていた頃の特撮がスキです。(ウルトラマンとか仮面ライダーとかゴジラとか)
これは、高度経済成長期に夢と希望と勇気でもって世に出された、熱い男たちの魂の結晶「仮面ライダー」の制作の裏側です。
仮面ライダーSpiritsを連載中の村枝賢一さんの、オールドタイプとも言えるごっつい画で表現される制作現場の(裏方の)姿。制作に乗り出したプロデューサー、アクションを支えた大野剣友会のスタッフたち、俳優などなど。
仮面ライダーが最初につくられたのが1960年代だと言うことは、当時制作に携わっていた人たちって太平洋戦争のときに少年期を過ごし、戦後復興を目の当たりにしてきた人たちなんですよね。救いのない絶望感のなかで、踏ん張って再生してきた人たちの魂って本当に強いと思います。
だからこそ「子供たちに夢と希望を」って言葉に、現代にはないずっしりとした重みが感じられるんでしょうね。
昨晩、夜遊びに行く前の暇つぶしに渋谷のTUTAYAで買って、タリーズコーヒーで読んでたのですが、思わず感動で涙ぐんでしまいました。深夜のカフェでお洒落して、仮面ライダーに涙ぐむ女…。端から見たら奇妙だろうなー。
仮面ライダーSPIRITS(12) (マガジンZコミックス)も買ったけど、途中抜けてることに気づいた!買いに行かねば!!