ホームタウン


最近は文庫になってから読むようにしています。
IWGPシリーズを読み始めた頃はまだ関西の人で、「池袋」という土地はとても遠い異世界のように感じていました。
東京に住んで、月に何度か池袋に通うようになり、自転車で行ける地続きの場所になった今でも、やっぱりウエストゲートパークはワタシにとって異世界でしかありません。
ただ、出てくる地名は知っているところばかりだし、服装も音楽もワタシの身の回りと同じ。
不思議な違和感が拭えません。


内容はと言うと、だんだん大人になって行く主人公マコトと代わり映えしないようで少しずつ変わって行く街。
四季を絡めた短編はどれもスピード感があって、安心して読めます。
いい加減、読むの止めようかなーとも思うのですが、やっぱり年に一度はマコトにあいたくなるんです。